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竣工 | 令和4年5月 |
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建築構造 | 木造平屋建て |
敷地面積 | 528.04㎡ |
延床面積 | 112.76㎡ |
施工期間 | 8ヶ月 |
所在地 | 兵庫県淡路市 |
田んぼとして利用していた敷地は、道路との高低差が1m程有りました。豊かな自然と同じ目線で共存できる様に、道路と床の高さを揃えました。
掘削してできた土は、建物周辺に盛土すると、床から高さ1mのところが地面になりより身近に大地を感じられる様になりました。
北側の実家への採光や眺望を遮る事の無い様に、平屋建ての水平にのびる屋根を設けました。
周辺からの視線を少し調整する為に、軒を深くし、そうしてできた軒下空間は内部と容易に繋がる設計としました。
玄関と言う概念が無く、積極的に敷地全体を利用できるように、軒下空間から多様な人を受け入れています。
地面の位置が目線近くにあり、大地を身近に感じられるキッチン。軒下から入る柔らかい光を感じながら、キッチンで作業する時間は一日のスタートを整える時間なのかもしれない。
開放的な空間が多い中、判個室のようなダイニングスペースは落ち着いて食事ができ、家族の会話も弾むよう。
勉強する場所としても最適です。
建物中央に配置した1.5層吹き抜けの土間空間を中心に、5つの軒下空間を設けました。
それぞれの軒下空間に、テラスや通路を設ける事で、独立性を持たせながら、土間空間・軒下空間と流動的に繋がる構成としました。
土間空間の一部でもあるリビングスペース。
大開口の外に開けた空間でもあり、扉を開放すれば容易に外部と繋がり一体となる。扉を閉めれば、お互いに独立性を持たせた空間になり自由変貌な訪れる人に合わせた空間使いが可能です。
小上がりになった客室は、畳敷きになっており、3方をガラスで囲まれており四季折々の景色を楽しみながら、落ち着いた時間を過ごすことができます。
大工さんお手製の造作家具。
Photo by ©山内紀人